長良とっしの釣りブログ

渓流・本流ルアー。主に長良川水系でのサツキマス、アマゴ、イワナ釣行記。釣り方、タックル、ルアー、道具、ウェアについて自身の経験をもとに紹介。ハンドメイドバルサミノー製作記。

偏光サングラスの必要性と失敗のないカラー選びを紹介

渓流釣りは川の流れを読む釣りです。
水面下の状況を把握するほど釣果は上がります。

実際の渓流では、陽の指す方向によっては水面がギラギラして水面下が全く見えないこともあります。
水面下が全く見えないということは、深さも流れの変化も見えないという事になります。
それはトラウトの着き場所が読みにくいということになりますので、釣り種を問わず釣果は下がります。

わたしが初めて偏光サングラスを装着したのは渓流釣りを始めて3年目くらいだったと思います。
「こんなに見えるのになんで今まで買わなかったんだろう⁉」と感動と同時に後悔したのを今でも鮮明に覚えています。

そもそもサングラスを着用することは、釣りをする上で目をケガから守るためにも絶対に必要です。

この記事では、渓流釣りにとって必需品である偏光サングラスについて
・装着するメリット
・カラーの選び方

この2点について、なるべく失敗のない最初の1本選びを紹介したいと思います。

私の所有している3つのサングラスをもとに紹介したいと思いますので「偏光サングラスを装着するかどうかを迷ってる方」や「どんな商品を選ぼうか迷っている方」の参考になれば幸いです。

偏光サングラス3色

〇偏光グラス装着メリット

裸眼と比較するとビックリ

下の写真はカメラの設定を一定にした状態で撮った写真です。
左が裸眼、右が偏光サングラスを通したものです。

カメラ設定:NIKON CORPORATION COOLPIX W300 ƒ/4.2 1/1000 7.2 mm ISO 1600

どうでしょうか?
この見えやすさは衝撃的です。
特に細かい波立ちの多い部分では見えやすさが際立っていると思います。

ちなみに偏光サングラスはサイトマスターのイーズグリーン。
このレンズカラーは明るさを追求したモデルで可視光線透過率は44%と突出した高さのため、偏光度は低めの90%以上というスペック。
偏光度90%という値は数字だけで判断すると低い数字ですがこの見えやすさです。
レンズのカラーについては後ほど詳しく説明しますが、この写真を見れば偏光レンズがいかに凄いかがおわかりいただけたと思います。
この項では、これだけ見えやすくなるとどんなメリットがあるのか詳しく紹介していきます。

釣果が上がるワケ

水中が見やすくなって釣果が上がる理由は数えきれないほどありますが、思いつくことだけでも紹介します。
①水中の障害物、石、魚影、ルアーが見やすくなります。
②水面のギラギラが抑えられるため空中のラインが見えやすくなります。
③こちらの存在に気付かずにエサを待って泳いでいる渓流魚が見つけやすくなります。
④こちらの存在に気付いて上流側へ逃げるトラウトも見えやすくなるため、魚に気付かれにくい立ち位置の勉強になります。
⑤トラウトのチェイスが見やすくなるため楽しくなりますし、魚の反応に合わせたルアーアクションを演出することもできるようになります。

ケガや事故が減るワケ

水中が見えやすくなることによる安全性向上と装着による目の保護。
①水中の凹凸や水深が見やすくなるので水中での足の位置を決めやすくなります。
退渓点のない渓流で釣り上ってきた川を下って帰る場合にこのメリットが活躍します。裸眼に比べ より素早く より安全に川を下ることができます。
②サングラスを装着することで目のケガが減ります。ルアーの場合はルアーから目を守ってくれますし、歩行時には枝などの障害物から目を守ってくれます。水中が見やすい以前に物理的に目を守る(保護する)ためにもサングラスは必須アイテムと言えます。

目が疲れにくいワケ

偏光レンズは紫外線や雑光を取り除いてくれます。
雑光とは反射した光などの事で、これが水面下を見えにくくしている光であり、目の疲れの一因です。

〇レンズカラーの選び方

偏光レンズを選ぶのに一番悩むのがカラーではないでしょうか。
安い買い物でもないので、なるべく1色買って済ませたいという方も多いと思います。
正直にいうと、釣り場の明るさに応じて濃さの違うものを使い分けるのがベターですが、「なるべく1色で済ませれるカラーを意識しながら」レンズカラーの選び方を紹介したいと思います。

カラー選びの基本

明るさと偏光度

どんなカラーを選んだとしても共通して言えることは、可視光線透過率が低いほど視界は暗くなりますが偏光度(雑光カット)は良くなります。
反対に可視光線透過率が高いほど視界は明るくなりますが偏光度(雑光カット)は低くなります。
一般的に偏光度に関しては95%以上が良いという意見もありますが、サイトマスターでもっとも明るいカラーであるイーズグリーンは可視光線透過率が驚異の44%、偏光度は低めの90%以上というスペックですが、下の写真のように高い偏光性能を発揮してくれます。

カラーによる特徴

グレー系は自然の景色や色あいをそのままに、雑光だけを抑えてくれます。

グリーン、イエロー系は視界を明るくする特徴があります。
日当たりの悪い場所や曇りや雨の天候で暗さによるストレスを低減してくれますが、イエロー系はグリーン系に比べて目が疲れやすい傾向があります。

ブラウンやコパー系のように赤みが入ったカラーは対象物のコントラストをはっきりさせる傾向があり、トラウトのチェイスなど魚影に対する視認性が高いカラーとなります。

4枚共通のカメラ設定:NIKON CORPORATION COOLPIX W300 ƒ/4.2 1/1000 7.2 mm ISO 1600

私の所有する3商品について紹介

この項では、私が所有する偏光サングラス3商品をカメラの前にかざして 実際の渓流で撮影してきた比較画像を載せますのでカラー選びの参考にしてください。
ちなみにカメラの設定は一定にしてあります。

まずは、比較画像をご覧いただく前に私が所有するサングラス3商品を紹介します。

わたしは1つ紛失して、現在は3つの偏光サングラスを所有しています。
渓流釣りは他の釣りに比べて暗めのフィールドが多いので明るめのカラーが適しています。
そのためカタログ上で可視光線透過率が30%以上の明るめカラーを選んできました。

購入順序は②→③→①となります。
紛失後、なるべく1色で済ませようと選んだのが②コンベックスのポラウィングSPXライトコパー色。
次に、メガネに装着できるクリップオンタイプの③ダイワのクリップ偏光グラスのライトグレー色を購入。

そして今シーズン。
日当たりの悪い渓流の曇りや雨の照度不足に不満を感じていたので、その不満解消のために可視光線透過率が圧倒的に高い①サイトマスターのイーズグリーン色を購入しました。

それぞれ3つのサングラスについてカタログ上のスペックや製品情報を下にまとめます。

①サイトマスター:イーズグリーン

フレーム:サイトマスターロトンド
レンズメーカー:タレックス
レンズカラー:イーズグリーン
可視光線透過率:44%
偏光度:90%以上
レンズ材質:ガラス+コート

サイトマスターロトンド ブラック イーズグリーン

サイトマスターとはTIMCOが企画している釣り人のための偏光サングラスです。
(サイトマスターを手掛けるTIMCO(ティムコ)とは50年以上の歴史を持つ釣具とアウトドア用品の企画、輸入、販売を行う日本企業です。オリジナルブランドであるFoxfireからもこだわり抜かれた製品が多数販売されています。)

サイトマスターは「ガラスレンズ」の使用にこだわったおり、日本の老舗ブランドであるタレックスTALEX社製のガラスレンズを採用しています。
ガラスレンズを採用することで現在主流となっているプラスチックレンズでは表現できない「透明度が高く明るい視界」を追求しています。

[※TALEXタレックスは80年以上の歴史を持つメガネレンズのメーカーです。偏光レンズにはガラスレンズだけでなくプラスチィックレンズも製造しています。他の釣り具メーカーでもタレックスのレンズは採用されていますが「ガラスレンズ」を採用しているとは限りませんのでご注意ください。]

サイトマスターは掛け心地にもこだわっています。
ほとんどのモデルでノーズパットとテンプル(耳あて)にチタン製の芯材が入っていて顔に合わせて調整できるようになっています。
フィット感を高めることでガラスレンズの「重さ」という弱点を上手に補っていると思います。
実際に1シーズン使用しましたが重さに関する不満は感じませんでした。

フィット調整が可能なので通販での購入も安心感が増していますし、通販サイトでの取り扱いが多いのもうれしい点です。ちなみに私は楽天で購入しました。

サイトマスターのイーズグーンほど可視光線透過率の高いレンズは他にはありません。実際に3本のサングラスをかけ替えながら確認しましたが、目で感じる明るさは一番良かったです。
日当たりの良い本流部などでは少しまぶしく感じるのも事実ですが、暗さによるストレスを解消したい方には特におすすめのカラーです。

②コンベックス:ライトコパー

フレーム:コンベックス
レンズメーカー:コンベックス
カラー:ポラウィングSPXライトコパー(5年前のため現在取り扱いなし)
可視光線透過率:37%
偏光度:99%以上
レンズ材質:CRプラ+コート

コンベックス社のレンズの最大の特徴はどんなに明るいレンズでも偏光率(雑光カット)が99%以上という点です。
わたしが所有している3商品について、写真撮影以外にも何回か見え方の違いは確認しましたが、雑光である水面のギラ付きは小さかったように感じます。

現在ポラウィングSPXライトコパー色は取り扱いが無いみたいです。
現行品で近いカラーは「サイトコパー 透過率30%:偏光度99%以上」または「マディブラウン 透過率32%:偏光度99%以上」になるかと思います。

また、タレックスのガラスレンズを採用したサイトマスターなら「スーパーライトブラウン 透過率34%:偏光度95%以上」か「ラスターオレンジ 透過率36%:偏光度95%以上」がスペックの近いカラーとなります。

赤みの入ったコパー系カラーなので、コントラスト性能は本当に高いと感じます。
グリーン系よりも魚影の確認は見えやすいと感じます。

コンベックスレンズを使用した偏光サングラスは取り扱いのあるコンベックスレンズの眼鏡屋さんかコンベックスからの直接購入が主流となります。
一般的な通販サイトでの購入に関しては、販売経路が整備されていない印象を受けます。

楽天でオークリーやレイバンのフレームにコンベックスのポラウィングSPX偏光レンズを装着してくれる販売店を見つけましたので、ご参考にどうぞ↓

③ダイワ:ライトグレー

フレーム:眼鏡に装着するクリップオンタイプ
レンズメーカー:?
カラー:ライトグレー
可視光線透過率:35%
偏光度:表示なし
レンズ材質:トリアセテート

早朝の短時間だけ釣りをする場合にコンタクトの装着は面倒なので、クリップオンタイプ購入しました。
使用頻度が低いので比較的安価なものを購入しましたが、偏光度に大きな違いがあるかと言うと「そんなに大きな差はない」というのが正直な感想です。

グレー色の特徴通り、視界は自然な色合いとして見えます。

レンズ3色 見え方の比較写真

今回は以下の3種類での比較となります。
①サイトマスターはグリーン系レンズ
②コンベックスはコパー系レンズ
③ダイワはグレー系レンズ

レンズカラーの違いと「水中の見やすさ」「明るさの違い」の関係について直感的な参考にしていただければと思います。
それぞれの写真で4枚とも同じカメラ設定で撮影しています。

4枚共通のカメラ設定:NIKON CORPORATION COOLPIX W300 ƒ/4.2 1/1000 7.2 mm ISO 1600

どうでしょうか?
水中の石の形などコントラストの鮮明さに関しては、やはりライトコパーに若干ですが軍配が上がるように感じます。
明るさに関して、写真上ではそんなに大きな違いは感じませんが実際の渓流での体感としてはイーズグリーンが明るく感じます。

最初の1本のカラー選び

渓流釣りは水面下の地形やトラウトの魚影を確認しながら楽しむ釣りです。
そのため一番のおススメカラーはブラウン系の明るいカラーです。
赤みのあるカラーはコントラストを際立たせますし、ブラウンはグリーン・イエロー系、コパー系に比べて景色の自然色も損ないにくいからです。

TIMCOのサイトマスターも最初の1本には「スーパーライトブラウン」を推しています。

私の場合はコンベックスのライトコパーを所有した状態で視界の暗さを解消するべくサイトマスターのイーズグリーンを購入しましたが、1本も偏光サングラスを持っていない状態なら、サイトマスターの「スーパーライトブラウン」を購入したと思います。

偏光サングラスのカラー選びに関して、各メーカーからは濃さや色味の違うカラーを何色も所有してその時の状況に合わせてサングラスを掛けかえることが推奨されています。

実際に1色だけですべてのフィールドにベストマッチングなカラーは無いのが現状だと思いますが、1色だけで幅広くフィールドの状況に対応する事は可能です。
・自分が良く行くフィールドは「日当たりが良いのかor悪いのか?」
・いままで、渓流釣りをしていて「暗くてストレスを感じたことが多いのかor眩しくてストレスを感じたことが多いのか?」
・渓流釣りをするなかで「釣りだけはなく景色は自然な色合いで十分に楽しみたいのか?」

そんなところに重点を置くと「最初の1本のカラー選び」がしやすいかと思います。

日当たりの悪いフィールドがメインなら

深い谷や広葉樹の生い茂る渓流では1日の大半が日陰になっているフィールドも珍しくありません。
そういったフィールドを好んで釣り歩くアングラーさんにはサイトマスターの「イーズグリーン」がおススメです。
グリーン系なので対象物のコントラストが少し弱くなりますが、「明るい」という事は「良く見える」という事ですので水中の魚影や障害物が見えにくいといったストレスは感じるレベルではありません。
また、コントラストが弱くなるという事は色の強弱が弱くなることですので、明暗の強い環境でも対象物をとらえやすく 目の疲れも抑えてくれます。
ただ、どうしても赤みの入ったブラウン系やコパー系のほうが魚影を確認しやすいのは事実ですし、明るさゆえに偏光度が低いのも事実です。

また、各種メーカーで代表カラーに対してはミラー色がラインナップされてますがミラー色は眩しさを抑える効果がありますが、その分暗くなります。
偏光サングラスのミラー色は最初の1本というよりは、特に日当たりの良いフィールドで眩しい時専用の1本としての検討が適当かと思います。

タレックスレンズから

タレックスのガラスレンズを採用しているTIMCOのサイトマスターから最初の1本を選ぶ場合
・明るさを追求するなら「イーズグリーン:可視光線透過率44%」を
・少し明るさは落ちてもコントラストを重視するなら「スーパーライトブラウン:可視光線透過率34%」をおススメします。

コンベックスレンズから

コンベックスのレンズで最初の1本を選ぶ場合
・明るさを追求するなら「フィールドグレー:可視光線透過率38%」か「シューターグリーン:可視光線透過率37%」を
・少し明るさは落ちてもコントラストを重視するなら「マディブラウン:可視光線透過率32%」をおススメします。

・コンベックスレンズを使用した偏光サングラスは取り扱いのあるコンベックスレンズの眼鏡屋さんかコンベックスからの直接購入が主流となります。
一般的な通販サイトでの購入に関しては、販売経路が整備されていない印象を受けます....が、
楽天でオークリーやレイバンのフレームにコンベックスのポラウィングSPX偏光レンズを装着してくれる販売店を見つけましたので、ご参考にどうぞ↓

日当たりの良いフィールドがメインなら

河川本流部や開けた渓流、生い茂る木々が葉を付ける前の初春の渓流では眩しさを感じる事も珍しくはありません。
しかし、そんなフィールドでも天候が変われば話は別です。
1日のうちでも雲の動きによって明るさが頻繁に変化するのが渓流釣りです。
曇るたびに視界の暗さにストレスを感じることもしばしばです。

偏光サングラスと言うのはどんなカラーを選んでも裸眼より視界が明るくなることはありません。
そのため、渓流釣りにおいては日当たりの良いフィールドであっても明るめのカラーがおススメで、可視光線透過率30%以上のライトカラーを選んだほうが良いと言えます。

また、各種メーカーで代表カラーに対してはミラー色がラインナップされてますがミラー色は眩しさを抑える効果がありますが、その分暗くなります。
偏光サングラスのミラー色は最初の1本というよりは、特に日当たりの良いフィールドで眩しい時専用の1本としての検討が適当かと思います。

タレックスレンズから

以上の説明のとおり基本的には明るめのカラーがおすすめとなりますので、タレックスのガラスレンズを採用しているTIMCOのサイトマスターでで最初の1本を選ぶのであれば、「スーパーライトブラウン:可視光線透過率34%」をおススメしますが、
・明るさはそのままコントラスト性能とライン視認性を向上させたい場合は「ライトローズ:可視光線透過率34%」がおススメです。ローズ系はコパー系やオレンジ系同様に見える景色が自然の色合いよりも赤く見えるので、自然色にこだわる方にはおすすめできませんが、サイトマスターのライトローズはできるだけ自然色に近い視界を確保したカラーのようです。
・また、眩しさを抑えたい場合のもう1本には「ディープブラウン:可視光線透過率20%」かコントラストを強調出来る「スーパーセレン:可視光線透過率24%」をおすすめします。

コンベックスレンズから

基本的には「マディブラウン:可視光線透過率32%」をおススメしますが、
・明るさはそのままにコントラスト性能を向上させたい場合は「サイトコパー:可視光線透過率30%」がおススメです。ただしコパー系は見える景色が自然の色合いよりも赤く見えるので、自然色にこだわる方にはおすすめできません。
・また、日当たりの良い本流での釣りがメインで眩しさを抑えたい場合のもう1本には「ウェアブラウン:可視光線透過率26%」をおすすめします。

・コンベックスレンズを使用した偏光サングラスは取り扱いのあるコンベックスレンズの眼鏡屋さんかコンベックスからの直接購入が主流となります。
一般的な通販サイトでの購入に関しては、販売経路が整備されていない印象を受けます....が、
楽天でオークリーやレイバンのフレームにコンベックスのポラウィングSPX偏光レンズを装着してくれる販売店を見つけましたので、ご参考にどうぞ↓

さいごに

偏光サングラスは目の保護やウェーディング時の転倒などを防ぐために必要なアイテムです。
偏光レンズを導入するかどうか迷っている方は、安全のためにも釣果を上げるためにも導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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