私は渓流釣りを始めて2024年で18年目になります。約20年の渓流歴のなかでウェーダー選びには、快適性と安全性を追求して常に試行錯誤を重ねてきました。
この記事では、長年の試行錯誤と経験にもとづいた「ウェーダーの必要性、種類と選び方」「長良とっし流ウェーダーの選び方」を詳しく紹介します。約20年の経験と試行錯誤して得たノウハウに基づいた内容ですので、きっとお役にたてると思います。
ぜひアイテム選びの参考にしてみてください。
※商品リンク先など2024.1.28更新しました
はじめに
渓流釣りは季節や地域によって気候の差が大きく、その日の歩行量や川の水深など、釣行計画によって適したウェーダーが違うため、ウェーダー選びは奥が深く、常に試行錯誤が必要になります。
ウェーダー選びを間違えると暑さや寒さなどの不快感を感じながらの釣行になるばかりでなく、熱中症や低体温症のリスク・または水難事故・転倒事故などの危険性も上がるため、その日の釣行に適したウェーダーを選ぶことは安全上も大変大事なことです。
A. ウェーダーの必要性
A1.釣果のために
渓流釣りには大きく分けて「ルアー」「フライ」「エサ」「テンカラ」という4つの釣り方(スタイル)があります。
アマゴ、ヤマメ、イワナなどの渓流魚は流れる川の中に棲んでいますが、基本的にはどの釣り方でも岸から充分狙えます。
渓流魚を釣るために不用意に川へ入ることは魚を散らしますし、水難事故を回避するためにも基本的には陸上から狙うのがベストです。
とは言っても、川岸に足場が無い時、核心部に仕掛けが届かない時、根掛かりを外したい時、川渡が必要な時があります。
つまり、釣果のために川に入りたくなる場面があるのが実情です。
そんな事情から、渓流釣り釣りをするのにウェーダーは決して必需品ではないのですがフェルトソールのウェーダーを着用するのが一般的なスタイルとなっております。
A2. 体温保持のために
ウェーダーを着用する目的として体温の保持という役割があります。
渓流釣りが可能なシーズンは早い所で2月の解禁に始まり、禁漁期に入る9月前後までです。
上流部や、標高の高い地域などは解禁当初は0℃近い水温、真夏でも10度前後までしか上がらない川があります。
標高の低い地域だと下流~中流部で解禁当初の水温は5℃、真夏には20度前後となります。
20℃と聞くと温かいと思うかも知れませんが、実際は温かくはありません。
ペラペラのウェーダーや裸に近い服装で腰まで水に浸かっていたら、1時間もしないうちに体の芯まで冷えてくるでしょう。
例えば、渓流魚がルアーに対して反応の良い5月頃、長良とっしのフィールド長良川の水温は15度前後です。
15℃という水温は人間にはとって非常に低い温度で、ペラペラのウェーダーでウェーディングしていると30分くらいで体の芯まで冷えて、場合によっては膝などの関節も痛くなってきます。
そのため、水温に合わせた素材選びやインナー選びが必要になってきます。
A3. 熱中症にも気を付けて
ただし、水温ばかりに気を取られていてはいけません。
気温やその日の歩行量も考慮しないと間違ったウェーダー選びをしてしまします。
河川の水温が低いからと言って保温性の高いクロロプレン(ネオプレン)のウェーダーを選んでも、ウェーディング時間が短く歩行時間が長い場合は気温が高くなくても暑くてたまらなくなってきます。
最悪の場合、冬から春にかけても熱中症になることがありますので、
水温と気温と釣行計画を考慮してその日のウェーダー選びをすることが大切です。
また、気温が30度以上になるような真夏日にはウェーダーではなく、後で紹介するようなウェットゲータースタイルなどが快適でオススメになります。
A4. 転倒防止のために(ソール選び)
渓流釣りの足場は、ほとんどの場合が濡れた川岸か水中になります。
そのため滑りにくいフェルトソールのウェーダーやウェーディングシューズを着用するのが一般的でもっともオススメのスタイルです。
ソールの種類は大きく分けて3種類あります。
①フェルトと②フェルトピンと③ラバーソールです。
3種類の特徴について紹介します。
A4-1. フェルト
フェルトソールは、濡れた石の上、水中の藻、苔などに滑りにくいのが特徴で渓流釣りにはピッタリの性能を兼ね備えています。
また、古くなったフェルトを剥がしてソールを張り替えたり、フェルトを貼り足したりしてウェーダー本体を長持ちさせることが出来るのも嬉しい点です。
最もオススメのフェルトソールですが、弱点もあります。枯れ葉の上、草地で滑りやすく、さらに砂や泥でフェルトが目詰まりしていると、全般的に滑りやすくなる事です。ソールの目詰まりは川の水で適時掃除するようにしましょう。
また、たいした弱点ではありませんが、林道などの徒歩が長い場合にソールが柔らかいため擦り減りやすい事でしょうか。
↓シマノのフェルトソール。この製品は水抜きしやすく砂利が入りにくい足裏排水です。↓
渓流釣り用のソールは、他にピンフェルトとラバーソールがありますので、そちらの特徴も紹介します。
A4-2. フェルトピン
まず、フェルトピンについて。
フェルトピンはフェルトスパイクとも呼ばれ、フェルト+細い金属ピンで滑りを防止します。
金属ピンがフェルトの弱点である泥地や草地、倒木の上、コンクリートなどへのグリップに貢献してくれます。
しかし、濡れた石、藻や苔に対して滑りにくいのはフェルト部分でありフェルト部分だけが擦れて減ってくると、ピン(スパイク)部分が地面に触れやすくなるため、濡れた足場では滑りやすくなるので注意しましょう。
また、ピンがあるためソールの更新は難しくなります。
トータル的に見て、私はフェルトのみのソールを選んでいます。
↓シマノのピンフェルトソール。この製品は水抜きしやすく砂利が入りにくい足裏排水です。↓
A4-3. ラバーソール
最後にラバーソール。
ラバーソールは草地、泥地、コンクリート面には滑りにくいのが特徴です。
乾いた地面に対しては高いグリップを発揮しますが、濡れた場所に対してはめっぽう滑りやすくなってしまうのが弱点です。
乾いた地面の上しか歩かないならラバーソールでも大丈夫ですが、渓流釣りには濡れた足場が付き物です。
わたしは3種類のソールの中で最も致命的な欠点が少ないのがフェルトソールだと思います。そのため渓流釣りにはフェルトソールをオススメします。
いずれのソールにしても転倒のリスクは無くなりませんので、足元に注意しながら釣行することが大切です。
A4-4. フェルトとラバーの比較
フェルトソールとラバーソールに関しては今までの使用経験があり、それぞれのメリットやデメリットについて比較した記事がありますので良かったら参考にしてください。
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A5.渓流釣りで一番大事なこと
忘れないで欲しいのは、そもそも川での釣りは水難事故の危険を伴いますので基本的には水に浸からずに釣りをするのがベターということです。
ウェーディングすることで・遠くのポイントを狙ったり・魚の取り込みの時や・根掛かり外しなど様々な場面で川に入れた方が有利となりますが安全の範囲内で川に入るようにしましょう。
B. 形・素材・タイプ別おすすめウェーダー紹介
B1. ウェーダー選びのコツ
ウェダーには保温性に長けたもの、機動性に長けたもの、脱着のし易いもの、様々なタイプのものがありますので、
・陸上での快適性
・水中での保温性
・脱着のしやすさ
などを考慮して、自分にあったタイプ、その日の釣行に適したものを選ぶと良いでしょう。
ここからは、ウェーダーの基礎知識と選び方について紹介します。
B2. メーカー選びのポイント
ウェーダーを購入する際に気を付けたいのがメーカー選びです。
防水性ウェーダーはその名のとおり防水を基本的性能とする商品ですが、初期不良やキズなどで水漏れを起こすことも少なくありません。
メーカー選びで1つ目に大事なのは初期不良の少ない安心のメーカーを選ぶことです。
2つ目に大事なのは、万が一不良があった場合でも不良品への対応やアフターメンテナンスの充実したメーカーがおススメとなります。
シマノ ダイワ 双信(リバレイ) は釣具屋さんでの取り扱いも多く、品質も高いので安心のメーカーと言えるでしょう。
B3. 靴の違い2タイプ
B3-1. ブーツタイプ
ウェダーには大きく分けて2つのタイプがあります。
1つ目は長靴が一体型となったブーツタイプ。
覆われている部分は防水で、胸まである長靴と言えばわかりやすいと思います。
ブーツタイプの利点は脱着が容易で気軽に履けるところですが、欠点は足がブカブカして固定されないので歩きにくく踏ん張りが効きにくいところです。体へのフィットがルーズなものが主流になります。
B3-2.ソックスタイプ+ウェーディングシューズ
2つ目はシューズとウェダーが別々になったソックスタイプ。
ストッキングタイプとも言います。
防水性で先端がストッキング状になったウェダーを着たあとに、シューズを履きます。間に水が溜まらないようにシューズは水が抜けやすいように穴開き設計と
なっております。
上写真のストッキングウェーダーを履いてから、下写真のウェーディングシューズを履きます。
シューズを履くストッキングタイプは、脱着に時間が掛かり不便を感じますが歩きやすく踏ん張りも効きます。ブーツタイプに比べ、体へのフィット性が高い傾向にありますので水中での流れを若干受けにくいです。
ウェーダーを履いた後にシューズを履くので、脱着に少し時間が掛かかります。
下写真のように履きます。
写真一番右のようにブーツ内に砂が入るのを防ぐグラベルガードが一体型になったものがオススメです。
B3-3. ウェーディングシューズ選びのポイント
シューズ選びのポイントは 安さより 軽さより 何よりも 防御力です。
石や岩から足を守るために、主に つま先 くるぶし部分が丈夫であること。
思わず体制を崩したときなどに踏ん張りが効くように、踵(かかと)から上端までが硬く作られていて、紐を結んだときに足首をしっかりホールドできるものがものがおすすめです。
この記事でたびたび登場する、リバレイのRV ドレインウェーディングシューズFEとシマノのウェーディングシューズ カットフェルトは丈夫なつくりなのでおすすめです。
大事なところを十分に防御できないウェーディングシューズもあるので、注意しましょう。
↓防御力あり。足裏排水機能でシューズ内の水はけが良い↓
↓防御力あり。足裏排水機能でシューズ内の水はけが良い↓
B4. 丈の違い
ウェダーには3種類の丈があります。
チェストハイがもっとも一般的で、胸まで覆うことが出来ます。チェストハイとウェストハイはブーツタイプもシューズタイプもありますが、3つ目のヒップハイにはシューズタイプはなくてブーツタイプだけだと思います。
B4-1. チェストハイ
↓1つ目は胸まであるチェストハイ。↓
↑ダイワ製チェストハイウェーダー↑
B4-2. ウェストハイ
↓2つ目は腰まであるウェストハイ。↓
↑ダイワ製ウェストハイウェーダー↑
B4-3. ウェストハイ
↓3つ目は太ももまであるヒップハイ。↓
↑ダイワ製ヒップウェーダー↑
B5. 素材の違い
ウェーダーの素材は主に3種類です。
・1つ目はナイロン
・2つ目は透湿性の生地
・3つ目はクロロプレン
3つ目のクロロ(ネオ)プレーンにはドライタイプとウェットタイプの2種類があるのと、番外編として夏場のウェットゲータースタイルがありますので合計5種類について紹介します。
いずれの素材を選ぶにしても、「肌のただれ」や「ベタ付きによる不快感」を抑えるためにインナーは必要なので5.ウェットウェーディンの後にインナーについても紹介します。
B5-1. ナイロン
もっともポピュラーで安価なのがナイロンになります。
↓裏地メッシュなし→安価↓
↑ダイワ製ナイロンウェーダー(裏地メッシュなし)↑
↓裏地メッシュあり→少し価格アップ↓
↑ダイワ製ウェーダー(裏地メッシュあり) ↑
どんなウェーダーでも冷たい水に浸かると内部が結露しますが、ナイロンは透湿性がない上に吸水性もないので内部が蒸れます。暑いときは結露水プラス汗で内部がかなり蒸れます。
安いナイロン製には裏地がありませんが、少し高価なタイプだとメッシュの裏地があって蒸れの不快感を低減してくれます。
他の材質についても共通ですが、インナーを着用しないとベタ付きなどでけっこうな不快感がありますので素肌での着用は避けましょう。最低限、薄手の速乾性インナーは着用しましょう。
製品にもよりますが比較的丈夫で修理がしやすいのが特長です。
基本的には生地が薄いため水中の保温性は期待できませんので、必要に応じて保温性のインナーが必要です。
フリース系よりもクロロプレン系のほうが保温性が高く、後で紹介する「ウェット用鮎タイツ」をインナーにすると高い水中保温性を得られます。
水中での保温性は期待できませんが、防水防風の生地なので陸上での保温性は高く、たくさん歩けば冬でも暑くなります。
B5-2. 透湿性の生地
ナイロンやポリエステル繊維を使った防水透湿性生地になります。外からの水は通しませんが中からの水蒸気は通してくれるので蒸れにくいのが特長です。蒸れにくいので裏地にメッシュはありません。代表的な生地としてはゴアテックスがあげられます。
完全に蒸れないわけではないので肌へのストレスとベタ付きの軽減のために最低限薄手の速乾性インナーは着用しましょう。
透湿性の生地は一番安価な製品でもナイロンよりも高価で、生地のグレードによって値段はさらに上がります。
↓防水透湿生地ブーツタイプ2点↓
↑ダイワ製タイトフィット透湿生地ウェーダー↑
↑シマノ製 3層/防水透湿ウェーダー↑
↓防水透湿生地ソックスタイプ3点(+シューズ)↓
↑ダイワ製タイトフィット透湿生地ウェーダー
↑双信製(リバレイ)膝下5層/透湿防水生地ストッキングウェーダー↑
上写真3点のようなストッキングウェーダーを履いてから、下写真のウェーディングシューズを履きます。
透湿防水性生地はクッション性のない生地なので水中の保温性はさほど期待できません。必要に応じて保温性のインナーが必要です。
寒い時のインナーの素材はフリース系も良いですが、クロロプレン系はクッション性があって保温性が高いのでおすすめです。後で紹介する「ウェット用鮎タイツ」をインナーにすると高い水中保温性を得られます。
透湿防水製生地は水中での保温性はさほど期待できませんが、防水防風の生地なので陸上での保温性は高く、たくさん歩けば冬でもナイロン同様に暑くなります。
ただ内部が蒸れにくいのでナイロンよりは快適です。
B5-3. クロロプレン防水タイプ
クロロプレン(ネオプレン)のウェーダーには防水タイプのものとウェットタイプがあるので気を付けてください。
まずは防水(ドライ)タイプから。
クロロ(ネオ)プレンの最大の特長は水中保温性が高いことです。
まずはブーツタイプから紹介します。
ブーツタイプはソックスタイプに比べるとルーズフィットになります。
クロロプレンは水圧ででも変形しにくいので、ルーズであればあるほど水流を受けやすくなります。そのため流れのある場所でのウェーディングでは水難事故の危険性が高まりますので注意が必要です。ルーズなシルエットの利点としては中に着込んで保温性をアップさせることが可能な点です。
↑ダイワ製タイトフィットクロロプレンウェーダー(ブーツタイプ)↑
次にシューズタイプを紹介します
シューズタイプは先がソックス状になっていて足の先端から胸までが体にフィットするタイプが一般的です。
鮎ドライタイツとも呼ばれます。
シルエットがタイトめですので体のサイズに合ったものを選ばないと、体を締め付けて着心地が悪いだけでなく、最悪着れなくなることもあるので注意が必要です。その分サイズバリエーションが多くなっています。
利点としてはシルエットが細くなるぶん、水流の影響は受けにくくなります。
難点は体にフィットするのとシューズが別になっているのとで脱着には時間が掛かるところです。
↑ダイワ製ドライタイツ(ソックス先丸)
↑ここで↑紹介しているのは防水タイプのドライタイツ、通称「鮎ドライタイツ」です。
シューズタイプドライタイツの類似品で、次に紹介するソックスの付いていない水に濡れるウェットタイプ、通称「鮎タイツなど」もありますので間違えないように注意しましょう。
B5-4. クロロプレンウェットタイプ
ウェットタイプはいわゆるウェットスーツと同じ仕組みのものです。
スーツを体に密着させて着ることで、生地と体の隙間に溜まった水を隙間に閉じ込めます。閉じ込めた水を体温で温めることで水中での保温性を確保します。そのため、水面下は濡れている状態になります。
夏場に川に一日中立ちこんで鮎を狙う「鮎師」の中で需要があるタイプになります。
最も体にフィットするスタイルになりますので、水流の影響を一番受けにくいタイプになります。
↓鮎タイツ(ウェットタイプ)↓
↑ダイワ製クロロプレンウェットタイツ↑
B5-5. 真夏のウェットウェーディングスタイル
最近流行りのスタイルで、夏場に徒歩と入水を繰り返すような場面に最適なスタイルです。
私は10年近く前からこのスタイルに挑戦しており、快適な装備を追及してきました。
ウェットゲータースタイルは奥が深いので専門の記事を用意してありますので、ご興味のある方はこちらをご覧ください。↓写真部分をクリック↓
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B5-6. インナータイツ(ウェーダー着用時には必須)
ここでは必需品であるインナータイツを2つご紹介します。
ウェーダーはどの生地を選んだとしてもインナーが必要になります。
理由は生地が違えど大なり小なり結露と汗でウェーダー内部が濡れてくるからです。
ウェーダー内部が蒸れて湿気が多くなると肌とウェーダー生地との滑り(スベリ)が悪くなるため、しゃがむときにウェーダーの生地が肌に引っ掛かり膝が曲げにくくなります。また、クロロプレーン製のウェーダーの場合は生地の表面が粗いため、濡れた肌の表面が傷みやすく肌がただれて後で痒くなったりします。
そのため「肌のただれ」や「ベタ付きによる不快感」の軽減のためにインナータイツの着用をオススメします。
寒さ対策でインナーを複数枚着重ねる場合もありますが、一番下に着用するインナーは
・生地が薄手
・表面が滑らか
・伸縮性がある
・速乾性の生地でできている
この4項目を満たしたタイツが快適に釣りをするためにオススメとなります。
わたしのオススメはシマノIN-007V サンプロテクション インナー タイツとファイントラック ドライレイヤーウォーム タイツになります。
ファイントラック ドライレイヤーウォーム タイツはウェットウェーディングでも使えてオススメですが洗濯に柔軟剤が使えないなど、洗濯方法に注意が必要です。
ファイントラックのインナータイツに関してはインプレ記事があるので、気になる方は↓こちらを↓ご覧ください。
↓タイトルか写真をクリック↓
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洗濯方法などをあまり気にせず使いたいならシマノIN-007V サンプロテクション インナー タイツをオススメします。こちらは冬場に普段着のモモヒキとしても活用できるので、買って損はないインナーパンツだと思って使用しています。
B6. ウェーダー購入後の注意点
ウェーダーは購入して初めての入水で水漏れする事もゼロではありません。
製造時の不良であったり展示中の損傷であったり不良品はゼロではありませんので、
購入したら なるべく早めに入水テストをして購入店に不良の内容を伝えて対応してもらいましょう。
期間が空くと初期不良とみなされないので注意しましょう。
ちなみに私は購入後 すぐに川またはお風呂で水漏れ検査を行っております。
リバレイのZIPウェーダーを購入した時の液漏れ試験の過去記事がありますので良かったらご覧ください↓写真部分をクリック↓
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C. 状況別オススメウェーダー紹介
C-1. 初心者へのオススメ品
これから渓流釣りを始めてみたいが....
すぐ飽きるかもしれないし....
という方には、一番安いブーツ一体型、チェストハイウェーダーがおススメで、
もちろんソールは当記事「A4. 転倒防止」でも紹介したようにフェルトソールがおすすめ。ブーツ一体型ウェーダーを選ぶときは、ソールの材質に注意しましょう。
ブーツ一体型は脱着がスムーズでオールラウンドに使用できるタイプです。
ただし、ブーツタイプなので足の踏ん張りが効きずらいので転倒事故には特に注意が必要です。
寒いときは中のインナーを増やせば保温性が上がります。
暑いときは流れのないところで水に浸かれば、多少なり涼を感じることができます。
まずはこのウェーダーで様子を見て、水中での保温性の良いもの、夏にすずしいウェットゲータースタイルなど、別のスタイルを増やしていくと良いでしょう。
ここからは素材バリエーションや在庫が豊富なダイワ・シマノ・双信(リバレイ)商品からおすすめ品を紹介したいと思います。
予算に合わせて生地のグレードを検討してみてはいかかがでしょうか。
↓まずは価格帯1万円台前半、裏地メッシュなしのナイロンウェーダーを紹介↓
※わたしの意見としてはこれを購入するよりは少しだけ価格帯は上がりますがウェーダー内部のべたつきを感じにくい裏地メッシュタイプをおすすめします
↓2番目に安価な裏地メッシュ付きナイロンウェーダーを紹介↓
初心者のかたに一番おすすめなのはこのタイプです。
価格帯は1万円台前半~中盤になります。
わたしはこの商品の前傾モデル数年間しております。おもに朝夕マヅメなど短時間の釣行用に数年間使用しておりますが、丈夫で水漏れもなく安心して着用しております。↓
↓こちらはシマノの裏地メッシュウェーダーです。↓
↓透湿性の生地を使ったブーツウェーダーを紹介します。↓
価格帯は2万円を超えてきますが、蒸れに対する快適性、立体裁断による動きやすさなど、高い性能を兼ね備えたウェーダーになります。
渓流釣りにはフェルトソールがおすすめです。商品を選ぶときはソールの材質に注意しましょう。
渓流釣りに飽きてしまう可能性のある方は、ここまでに紹介した2万円以下のタイプをおすすめします。
↓防水透湿ブーツ一体型ウェーダー↓
C2. 本格的に始めようという方へのオススメ品
渓流釣りが大好きになった!色んなフィールドにチャレンジしたい!
という方には
透湿性生地チェストハイソックスウェーダー+シューズがおススメです。
脱着には少々時間が掛かりますが、シーズンを通して最もオールラウンドに使用できるタイプになります。
私がここ数年愛用しているのは双信リバレイのフロントZIPタイプの透湿性ウェーダーです。フロントジップのおかげで脱着しやすいのと暑くなった時にZIPを開けて涼を得られるのがメリットです。
ZIP部分からの水漏れもなく、双信の防水技術は相当高いと感じております。
また他のメーカーに比べてZIPが低い位置まで開口するのもおすすめポイントです。
本格的にトラウトフィッシングを始めたい方にはフロントZIPタイプがおすすめです。
↓本格的に始めたい方に一番おすすめ品なのはこちら↓
シマノ、ダイワからも高性能なフロントZIPタイプのウェーダーがラインナップされていますので比較してみてはいかがでしょうか。
↓ダイワからは少し価格を落とした防水透湿タイプのラインナップもありますので、よかったら確認してみてください↓
ここからはストッキングウェーダーに合わせるシューズを紹介します。
まずソール材質について、わたしはオールマイティなグリップ力を発揮するフェルトソールをオススメします。
下に紹介する双信製品の場合、品名中のFE=フェルトソールになります。
品名中にFS=フェルトスパイク(金属ピン)になりますので注意しましょう。
こちらの商品は私も愛用しているモデルで、防御力や歩きやすさなどは確認済みです。シューズ選びは渓流釣りを快適で安全に楽しむためにはとても大事な買い物です。インプレを含んだシューズの選び方記事もありますのでよかったらご覧になってください。
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↓この商品は十分な丈夫さを持ち、シューズ内の水が抜けやすい足裏排水機能もある優れものです↓
↓この製品もシューズ内の水が抜けやすい足裏排水です。↓
ストッキングウェーダータイプはシューズを別購入するのでコストは上がりますが、ブーツタイプに比べて踏ん張りが効くようになるので機動性が格段に上がり、転倒の防止にもなります。
ウェーダーの生地に関してはナイロンに比べて蒸れにくい透湿性生地をおススメします。
ちなみに下写真は解禁当初の私です。
気温0度近い真冬でも陸上主体の釣行時はクロロプレンを着用することはありません。
のぼりの徒歩は予想以上に暑くなるためクロロプレンでは暑くなりすぎることが多いのです。
気温0℃以上なら透湿防水ウェーダーに上半身は厚着(インナー多め)で歩きはじめ、暑くなったら脱いでいき、寒くなったらまた着るスタイルで釣行しております。
ナイロンだと結露水と汗で内部がベタベタになりますので蒸れにくい透湿防水性生地がおススメです。
私自身、真夏のウェットウェーディングの時期以外はこのスタイルで釣りをすることが多く、インナーやアウターで体感温度を調節します。
まずはこの透湿防水生地製のウェーダー+インナーorアウターで様子を見て、水中での保温性の良いクロロプレンウェーダーや、夏のウェットゲータースタイルなど、別のスタイルを増やしていくと良いでしょう。
C3. 釣行ごとに適したウェーダーを選ぶ
基本的には前項の装備がオールラウンドなスタイルとなりますが、渓流釣りにどっぷりはまってしまった場合は釣行ごとに適したウェーダーを選ぶようになります。特別なシュチュエーションごとのスタイルを紹介します。
C3-1. 冬春秋に水中主体の釣行
水中主体なら、もっとも水中保温性の高いクロロ(ネオ)プレン防水タイプがおススメです。
水流を受ける場所ならシルエットが細めの、ソックスタイプウェーダーとシューズの組み合わせタがおススメです。
一般的に「鮎ドライタイツ」と言われることもあるソックスタイプのクロロプレンウェーダーになります。
靴は渓流用のフェルトシューズを組み合わせます。
↓シマノのフェルトソール。この製品は水抜きしやすく砂利が入りにくい足裏排水です。↓
次に↓
水流を受けない場所であれば、若干シルエットの大きいブーツタイプでも良いでしょう。
この手のウェーダーは需要も少ないため取り扱いメーカーも少ないのが現状です。
その中でも双信のクロロプレンウェーダーはデザイン性もトラウトフィッシング向きかと思います↓ソールはフェルトピン(スパイク)のみのラインナップになりますのでご注意ください。
ダイワでのラインナップもあるようです↓
いずれにしても水難事故には注意しましょう。
C3-2. 真夏の釣行ウェットウェーディングスタイル
最低気温が25度、最高気温が30度以上なら、絶対的にウェットゲータースタイルがおススメです。
涼しいのはもちろんですが、泳ぎやすいスタイルなので、ウェーダーよりは水難事故に対する危険性が低いと言えます。
最近流行りのスタイルで、夏場に徒歩と入水を繰り返すような場面に最適です。
私は10年近く前からこのスタイルに挑戦しており、快適な装備を追及してきました。
ウェットゲータースタイルは奥が深いので専門の記事を用意してあります。気になる方はこちらをご覧ください。↓写真部分をクリック↓
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C3-4. 短時間の釣行
仕事の前、仕事の休み時間、仕事の帰り、
そんな隙間時間に少しでも釣りをしたい!という、もうほとんど釣り中毒のあなた!
そんな方にはブーツタイプがおすすめです。
ストッキングタイプのウェーダーよりも脱着がスムーズで使用後の手入れ(内部乾燥)しやすいものがおススメです。
私はダイワのチェストハイを短時間のサツキマス釣行に使用しております。
手入れ(内部乾燥)のしやすさと涼しさを求めて、ヒップハイやウェストハイを購入するかどうか迷っているところです。
↓チェストハイ↓
↓ウェストハイ↓
↓ヒップハイ↓
予算に余裕がある場合は、透湿防水性生地のウェーダーをチョイスするのもありではないでしょうか?
C3-5. ゲーターは必須アイテム
ケガの予防のために絶対必要なのがゲーターです。
ブーツタイプには装着できませんが、その他のスタイルには装着可能ですので安全のために是非購入を検討してください。
ゲーターの必要性に関しては専門の記事がありますのでそちらをご覧ください。
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C3-6. インナーも必須アイテム
ゲーターとともに大事なのがインナーです。
防寒のためだけではなく快適性のために必要です。
インナーなしでウェーダーを装着した場合、蒸れを感じやすくなりますし、皮膚が擦れやすくなって不快です。
インナーや靴下なしの素肌でウェーダーを着用することは各メーカーとも推奨していません。
私のおすすめ快適インナーを別の記事で、詳しく紹介していますのでよかったらご覧になってください。
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その他ウェーダー関連記事
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自身の経験をもとに内容の役立つ記事作りを意識しております。良かったら、少し覘いてみてください(^^)/
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