今回は渓流用の銘木ランディングネットをクレモナネットからラバーコーティングネットに交換しました。
先日紹介したサツキマス用ネットはジャストサイズが見つかりましたが、
ピッタリサイズのラバーコーティングネットがどうしても見つからなかったので、ラバーコーティングネットの生地を切り売りで購入し自分で縫製しました。
今回は縫製から張替までの概要を紹介したいと思います。
交換した理由
交換した理由は、リリースを前提にした釣りにおいて、網目の大きなクレモナネットを使用することはトラウトへのダメージが大きいからです。
網目が大きいと、魚が大型になるほどヒレが裂けやすくなります。
また、ラバーコーティングのない網は鱗が取れやすいばかりでなく、魚体表面のヌメりを奪いやすいためトラウトへのダメージが大きくなります。
ラバーコーティングのしてある網目の細かいネットは、トラウトへのダメージが小さいランディングネットと言えるでしょう。
フレームサイズ
内寸縦26㎝×20㎝内周71㎝
ネットの生地購入
今回はKEN-CUBEのオンラインストアにて
「切り売り販売」30%軽量!ウルトラライト・ラバーコーティングネット生地(幅200cm)を1m購入しました。
端部処理用の布も一緒に送られてきました。
金額は2000円くらいでした。
ネット縫製
以前購入したラバーコーティングネットを見本にして、
見よう見まねで
下写真のようにネットを作りました。
写真左上:型を作って生地を裁断
写真右上:端部処理用の布に折り目を付ける
写真左下:生地の端部を布で挟みクリップで仮止め
写真右下:ミシンで端部を縫合
ネットの張替
サツキマス用のネットを交換した要領でネットを張り替えました。
↓必要な道具と交換方法を詳しく解説↓
↓タイトルか写真アイコンをクリック↓
www.nagaratossi.com
完成
なんとか完成しました。
なかなかの仕上がりだと思いますが、どうでしょうか。
さいごに
色々苦労はしましたが、
以前から使用している、お気に入りのランディングネットをリリースネットに改良出来て良かったです。
ですが、
今回はなんとかなりましたが苦手な裁縫はもうやりたくありません(汗)
ピッタリサイズをオーダーメイドしてくれるサービスがあれば、もっとラバーコーティングネットが普及すると思うのは私だけでしょうか。
お気に入りの銘木クレモナネットをラバーコーティングネットに交換したいと考えているアングラーは多いと思います。
自分が探した範囲内では、そういったオーダーメイドサービスは見つかっておりませんが、もしご存じの方はご連絡ください。
また、ブラック・グリーン以外にも、えんじ色や茶系などのカラーバリエーションがあれば、
リリースを前提とした釣りをする、より多くのアングラー達に「ラバーコーティング・リーリースネットへ交換の輪」が広がるのではないでしょうか?
リリースネットの紹介
前項で記載したように、ネット部分のオーダーメードは見つかっておりませんが、
最初からラバーコーティングリリースネットが装着された商品で、オシャレなものもありますので紹介します。
バレーヒル ハンドメイドリリースネット
まずはバレーヒルのハンドメイドリリースネット。
落ち着いたオリーブ色のネットが印象的です。
4サイズラインナップされており、フレーム内径それぞれこんな感じです。
フレーム内径
S 縦約25㎝×約18.5㎝
M 縦約37㎝×約24.5㎝
L 縦約46.5㎝×約32.5㎝
M 縦約61㎝×約41㎝
渓流ならフレーム内径縦約25㎝横18.5センチのSがおススメとなります。
ツララ リス捕りあみ
「※リスを捕獲するための網ではありません」で話題の
ツララから発売中の「リス捕りあみ」もラバーコーティングネットです。
赤茶色いラバーコーティングが印象的です。
釣った魚が映えることと、魚が暴れにくいカラーを追及して決まったネットカラーだそうです。
サイズはSS,S,Mの三種類でフレーム内径はそれぞれこんな感じです。
フレーム内径
SS 縦約25㎝×約18㎝
S 縦約28㎝×約20.5㎝
M 縦約37㎝×約26㎝
対象魚の最大サイズと同じくらい又は大きめの内径縦寸法を選べば、取り逃がしにくく安心ですが、
対象魚の最大サイズに対して小さめを選んだ方がアベレージサイズの撮影では魚が大きく見えておススメです。
わたしからは、
アベレージが15㎝~23㎝くらいならSSサイズ、
アベレージが20㎝~27㎝くらいならSサイズをおすすめします。