長良とっしの釣りブログ

渓流・本流ルアー。主に長良川水系でのサツキマス、アマゴ、イワナ釣行記。釣り方、タックル、ルアー、道具、ウェアについて自身の経験をもとに紹介。

病気のイワナについて考える

9月16日の原種イワナ探しの途中で病気っぽいイワナが釣れました。

全然ひかなかったので、おかしいな?と思って魚体を見てみたら
体表全体に白い膜みたいなものが発生しており、特に背中と尾びれに目立ちました。

皮膚が背中が病気のイワナ

管理釣り場で見かける白カビ病のニジマスに症状が似ています。
症状は軽いものの これが白カビ病だとしたら白いところはさらに白くなり近いうちに死に至るでしょう。

これが白カビ病なら、原因は過去に釣られた時に負ったダメージが原因と考えられます。
症状は各種ヒレ周辺に広がっており特に尾ビレに目立ちます。
これらの傷は、釣られて針を外すまでの間ネットの中で暴れてネットでグルグル巻きになった時に負ったか、手で魚体を触ったことが原因でしょう。
ネットや手を濡らしていなかったとしたら尚更ダメージは大きくなります。

背中の症状が側線と平行に背中側に広がっているのは、下写真のような写真を長時間かけて撮影したことが原因ではないでしょうか?
背中が水面に出た状態だと、渓流魚の体表は乾いてしまいます。
渓流魚は乾きと温度が大敵です。
川の水温より高い温度は火傷の原因になり、乾いていれば尚の事ダメージは大きくなります。

背中が水から出ている状態での撮影

これまで15年以上も渓流釣りをしてきて、こういう症状(1枚目の写真参照)のイワナを釣ったのは初めてでした。
また、針でお腹に傷を負った個体、エラブタが欠損した個体、皮膚に擦ったような古傷のある個体を釣ったこともありますが、傷ついたイワナが釣れるのは稀(まれ)です。

病気や傷を負ったイワナが釣れない理由は何でしょう?

みんなが釣れた魚を優しくリリースしているからでしょうか?
それもあると思いますが、
主な理由は他にあるとわたしは思います。

釣られた魚の大半がキープ(持ち帰り)されていることと、
弱った渓流魚の大半は死んでしまうから....ではないでしょうか?

なぜそう思うかというと、
今回の病気イワナのチェイスは驚くほどスローで、ミスバイトを数回しても上手く喰いつけず、止めて川底に沈めたミノーにようやくヒットしたのです。
こんなに弱ったイワナが自然界でのエサの奪い合いに勝てるわけがありません。

人の気配の無い山奥の美しい渓流で、傷ついて弱ったイワナを釣っても快い気持ちにはなれません。
こういう魚に出会ってしまうと釣り人が原因で弱った渓流魚はなくしたいという気持ちになります。

本当に本気で弱った渓流魚を無くしたいのであれば渓流魚釣りをやめるしかありませんが、わたしは渓流魚を釣りたいという衝動を抑えることのできない釣りバカであり、わがままな存在です。魅力いっぱいの渓流釣りをやめるということは、今のわたしには絶対無理です。

なので、なるべくダメージを与えない渓流魚のリリースを考えていきたいと考えています。

そのために まずできることは
①針を減らすこと
②撮影は手短に行うこと
③ランディングネットの素材について考えること...
だと感じています。

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