長良とっしの釣りブログ

渓流・本流ルアー。主に長良川水系でのサツキマス、アマゴ、イワナ釣行記。釣り方、タックル、ルアー、道具、ウェアについて自身の経験をもとに紹介。

管理釣り場で10匹釣れない方必見!~エリアトラウトで2桁釣るためのテクニックとコツ、おすすめルアー紹介~

管理釣り場でいつも気になってしまうのが釣果の個人差です。
午前中で数十匹を釣るアングラーもいれば、午前中で数匹釣れたかどうか?というアングラーさんもいます。
下手したらノーヒットのかたもいるのでは?という状況もあります。

私は15年以上前から渓流ルアーフィッシングをしていますが、自然渓流の禁漁になる秋から初春にかけては2~3回エリアトラウトに挑戦しています。
管釣りは10年くらい前からやっていますが、安定的に半日で2桁以上の釣果を得られるようになったのはここ5年くらい前からです。
管理釣り場は自然釣り場と違って魚が絶対に居ることが前提のフィールドですので、いくつかのコツやテクニックを覚えれば比較的簡単に2桁以上の安定的釣果を得られるということに気が付いたのです。

自分も釣れない期間が長かったので、全然キャッチできないアングラーさんを見かけると応援したい気持ちになります。

現地で積極的なアドバイスをするのはおせっかいだと煙たがられる事もありますので、この記事でコツやテクニック、おすすめルアーを紹介することで、思うように釣果が伸びないアングラーさんを応援したいと思います。

~この記事を読んで分かること~

この記事では、「どんなルアーを使ったら良いかわからない」「魚が掛からない」「せっかく掛けてもバレてしまう」という悩みを持つアングラーさんが比較的簡単に釣果が伸ばせるコツやテクニックを紹介します。

1. 釣果UPのコツ[基本的動作編]

この章では、ルアーフィッシングで釣果を上げるために知っておきたい基本的なテクニックを紹介します。

釣れない時というのは「どんなルアーが釣れるのか?」「ルアーをどのように操作すればよいのか?」ということに意識が向かいがちですが、

「どうすればアワセの確立が上がるか?」または「どうすればバラさなくなるか?」という事に意識を向け、その対策を実践することが安定的に釣果を上げるために最も大切なことです。

基本操作編では「ロッドの角度」と「ロッドの操作」に焦点を当てて、釣果UPに欠かせないテクニックを紹介したいと思います。

もちろん、
「どんなルアーをどのようにローテーションさせて使うか?」ということも釣果UPにとても重要な要素です。
ルアー操作についてはこの章を理解してから「次章2 釣果UPのコツ[実釣編]を参考にしてみてください。

1-2 ロッドの角度で釣果UP!

1-2-1 素早く確実なアワセで釣果UP

「アワセ」とは「合わせ」とも言い 針に触れた魚の口に針を貫通させる事です。

アワセがしっかり決まらないと、
せっかくルアーに触った魚に針を掛けれなかったり、掛けても魚がすぐにバレてしまいます。

しかし、実はロッドの角度に注意するだけで「アワセの成功率と貫通力」が格段にUPします。

なぜ角度が重要なのか考えてみましょう!

まず、
針を魚に掛けるための「アワセ」に必要な力はなんでしょう?

答えは、糸を引っ張る力です。

「アワセ」とは、糸を引っ張る力が→針に伝わり→ルアーに伝わり→針に伝わり→魚に針が刺さる という現象です。

つまり、魚が針に触れた瞬間!
糸に引っ張る力を素早く確実に与えることがアワセ率を上げるために最も重要なことなのです。

と、ここまでは皆さん理解していただけると思いますが、
そのあと勘違いや間違ってしまいがちなのが、「糸に引っ張る力を与える方法」です。

アワセの時に一番やってはいけないのが「ロッドを大きくあおってしならせる事」です。
言い換えると「ロッドを大きくしならせるのはリールでの巻きアワセの後にしてください」ということです。
「※素早く適度な角度までロッドをあおるアワセもありますがテクニックが低いうちは成功率が低くなりますので、ここでは初心者の方が成功しやすいアワセ方法を紹介しています。」

なぜかというと
それはロッドの役割について考えるとわかります。

ルアーフィッシングにおけるロッド(竿)の役割は主に下記の2つです。
1つ目は ルアーを遠くへ投げる事
2つ目は 急な力を吸収してラインを破断から守ること

つまり、ロッド(竿)というのは力を与えるための道具ではなく力を吸収させるための道具であり、「糸に引っ張る力を与えるアワセ」には不向きな道具なのです。

では、糸に引っ張る力を与える方法は何か?と言うと
答えは「リールの巻き=糸を巻く力」です。

以上を踏まえて、もっとも素早くて確実なアワセの方法は
「ロッドと糸の角度がなるべく一直線になるように構え、魚がルアーに喰い付いたらリールを巻き続ける。」という方法になります。
ロッドを持つ力は、魚が喰い付くまでは軽く握り、魚が喰い付いた瞬間から適度に強く握ります。
このアワセ方こそが最も素早く確実なアワセ方法です。

アワセはロッドを握る手に力を加えた一瞬で決まります。針が刺さったあとはロッドを曲げて魚とファイトしてください。
魚が大きかったり魚が素早い場合にロッドを曲げるのが遅れるとラインブレイクの恐れが高まりますので、素早くファイトの体勢に移りましょう!
※イラスト参照

素早く確実なアワセにはロッドとラインの角度が大事

ちなみに、ルアーの泳層を高くしたい時はロッドの先端だけを上に持ち上げるのではなくロッドの角度はそのままでロッド全体を持ち上げた方が、素早く確実なアワセがしやすいフォームを保てます。※下イラスト参照

アワセやすい角度のまま泳層を上げる

今回、紹介したアワセ方こそが「巻きアワセ」というアワセ方法であり、エリアトラウト攻略に適したアワセ方法です。

1-2-2 バラしを減らして釣果UP

バラシとは、せっかくルアーに喰い付いた魚が、針から外れてしまうことを言います。

バラシを減らすには、まずアワセをしっかり決める事です。
針がしっかり確実に突き刺さっていれば、バラシの可能性は随分減ります。
(確実なアワセ方法は 「前項1-2-1 バラシを減らして釣果UP」を実践しましょう。)

しかし現実は
しっかりアワセを決めたつもりでも針が確実に突き刺さっていないこともたくさんあります。

エリアトラウトのバラシ原因の大半はラインテンションのゆるみによる針外れです。
ラインテンションが抜けないようにする対策は主に4つありますので、フィールドで実践してバラシを減らしましょう。

対策1ラインとロッドの角度をなるべく一定にする。
→ロッドを魚側へ寝かせるときラインテンションがゆるみます。寝かせる動作が必要な場合はその分リールを巻いてテンションを保つなどの対応が必要です。
初心者の方は掛かった直後に 驚いて慌ててロッドをあおり立てすぎることが多く、その直後にロッドを寝かしてしまうためバラシが起きやすいので注意しましょう。

ロッドの角度は一定がバレない

対策2ファイト中リールをゆっくりでいいので巻き続ける。
→リールを巻きつ続けると、ラインテンションを一定に保ちやすくなりますし、魚が急に手前に向かってきてもラインは緩みにくくなります。魚が泳いで近づいてくる場合はリールを早めに巻く、遠くへ泳ぐ場合は遅く巻くというように巻くスピードを調整しましょう。巻く速さの調整がうまくいかない方はリールのドラグを少し緩めるとやりやすくなりますのでドラグを微調整してみましょう。

対策3ネットに入れるときにロッドを立てない
→ネットに入れるときにロッドを立てて魚を近づけると、ロッドが急にしなります。しなったロッドはブレやすくなりますので、ラインテンションのゆるみが発生しやすくなります。ロッドを立てて魚を近づけるのではなく、ロッドを後ろに引いて、ファイト中のロッド角度を保った状態で魚を近づけましょう。
※言葉ではわかりにくいので下イラストもご参照ください。

ロッドを立てるとバレやすい

対策4ネットに入れる前に魚を水面に浮かさない
→ネットに入れるときにロッドを立てて魚を浮かせると、釣られて吊られた魚がロッドの弾力で上下するのを見たことがあると思います。ラインテンションも上下してますのでやらないようにしましょう。

補足ですが、根掛かりしたルアーを外すときを思い出してください。ラインテンションに急激な変化を与えると根掛かりしたルアーは外れます。
それとは逆の事、テンションを一定に保つことがバラシ対策の基本です。

バラシ対策1~4をフィールドで実践してみましょう!

2. 釣果UPのコツ[実釣編]

「前項 1.釣果UPのコツ[基本動作編]」をご覧いただけた方は、もうすでに管理釣り場での2桁釣果に相当近づいていることだと思います。

しかし、
ルアーフィッシング全般に共通する基本的なテクニックだけは管理釣り場で安定的な2桁釣果を達成することはできません。

なぜなら、管理釣り場は魚が居ることが前提の釣り場であり、魚たちはルアーに見飽きているからです。

この章では、2023年10月28日㈯美濃フィッシングエリアでの釣行を例にして、管理釣り場のニジマス特有の習性などに触れながら、釣果を伸ばすための考え方やテクニックやコツ、そしおすすめルアーを紹介したいと思いますので、釣果にお悩みのアングラーさんは是非とも参考にしてみてください。

〇フィールド情報
美濃フィッシングエリアのポンド(池)はクリアな水質が特徴。
クリアな水質のおかげで魚もルアーもしっかり肉眼で確認できますので、魚の反応を目で確認しながらのルアーローテーションできるのでスキルアップにはもってこいのフィールドです。

3月~10月までの営業時間は7:00~17:00
11月~2月までの営業時間は8:00~17:00
※魚をさばく場所は16:00までなので注意してください(2023年10月現在)

美濃フィッシングエリアのポンドはクリアウォーター

2-1 放流直後は金色スプーンから!

この日は開始早々からバケツ数杯の放流がありました。
バケツ一杯で20匹くらいだったので、20分くらいで60匹以上のニジマスが放流され、そのあとは時間を空けて9時頃にバケツ一杯の放流がありました。

放流されたら金色スプーン
これはかなり有名なテクニックです。
テレビでも紹介されています。
こういった有名なセオリーは素直にマネしましょう!

今日は特にこのセオリーが大当たりでした。
放流から放流後30分くらいのあいだに、金色系スプーンで10匹以上釣れました。

金色系スプーンは絶対に持て
2-1-1 連続ヒットのコツ

ヒットを連発させるコツは、放流後のニジマスの変化を知ることです。

放流直後のニジマス達はルアーを見慣れていないのでルアーへの反応が旺盛です。
放流直後はどんなルアーにも興味を示しやすく、特に金色系スプーンの早い動きに興味を示します。
しかし放流から時間が経ち何度もルアーを見てるうちに、ルアーへの興味は薄れゆっくりした動きや別の動きや別の色、または深い場所のルアーなど、見慣れない動きや状況にしか反応しなくなります。
いわゆるルアーにスレるという現象がすべてのニジマスに起こります(-_-;)。
スレたニジマスを釣るのはどんどん難しくなっていくので、色んな動きにスレる前の釣りやすいニジマスをたくさん釣ることが釣果アップの秘訣です。

ニジマスを飽きさせないためにはスプーンの基本的性質①~⑤を理解してルアーローテーションを頻繁に行うと効率的に放流ニジマスを連発できるようになってきます。

スプーンの基本的性質①~⑤
①重いほど遠くへ飛ばせる
②重いほど沈むのが速い
③重いほど沈むのが速いため、軽いスプーンほどゆっくりとレンジキープできる。
④重いほど安定していて回転しずらいため早く巻ける。
⑤早く巻くほどお尻を左右に振るウォブリングアクションが大きくなる。

つまり重いスプーンを遠くに飛ばし、早く巻くほど広範囲に素早くニジマスを誘えるという事になり、
反対に軽いスプーンならゆっくり時間を掛けてニジマスを誘惑できるということになります。

2-1-2 スプーンの操作法とローテーション

前項のスプーンの基本性能①~④を踏まえて、
実際に どうやってニジマスを誘っていくか?というと

ルアーは重いほど遠くに飛びますので、まずはそこそこの飛距離が出せる2.0g弱の金色系スプーンを選択し遠投します。

そしてキャストを重ねニジマスの反応が薄れるごとに下の①~⑨のように誘い方を変えていきます。

① 2.0弱の金色系スプーンで表層をなるべく早く
② ①と同じ層を少しゆっくり目に
③ ②より沈めてなるべく早く
④ ③と同じ層をゆっくり目に
⑤ ④より沈めてなるべく早く
⑥ ⑤と同じ層をゆっくり目に
⑦ ルアーを少し軽くして1.5g弱の金色系スプーンで①~⑥を繰り返す。
⑧ ルアーをさらに軽くして1.0g弱の金色系スプーンで①~⑥を繰り返す。
⑨ 別色にして①~⑧を繰り返す。

ここでの注意点は2つ、
・一つ目は魚のチェイスや反応が見られない場合、同じパターンの誘いは多くても4投までにすることです。
・もう一つは、スプーンを回転させない事です。スプーンは早く巻くほどにお尻を大きく振ってウォブリングアクションが強くなります。そして早くなりすぎると回転し始めます。回転していると釣れにくいので早巻きは回転しないスピードまでにしましょう。

釣り方がその時の魚の興味にマッチしていれば一投目でチェイスなりアタリなり、すぐに反応が現れます。
反応があれば次のキャストも同じようにキャスト→また反応があれば同じパターンを繰り返します。

しばらく連続ヒットが続いても、どこかで必ず反応がぱったりと無くなります。
そうなったら、迷わず未練なく次の違った誘いにしてください。

金色に反応しなくなったあとの色選びは
銀系→ピンク系→黄色系→緑系→茶系→金系
といった具合に行います。

何度も言いますが、
スレたニジマスに同じルアーの同じ動きを見せ続けても、全然釣れません。
リールを巻くスピードを変えたり、泳ぐ層を変えたり、色、ルアーをチェンジして新しい刺激を与え続けるのが連続ヒットを継続する秘訣です。

2-1-3 おすすめスプーン

スプーンといっても形はいろいろ。
同じような形をしていてもメーカーや商品によって動きが違いますし、違う形をしていたら違う動きをします。

スプーンには大きく分けて下写真のように2つの形があります。

左と真ん中はワイド型、右がスリム型

1つ目はスリム型:上写真の右がスリム型です。お尻(写真下針側)を左右に振るウォブリングが小さめでタイトなアクションになります。一般的にアピール力は弱めです。スレたトラウトに効くようですが私自身は、まだ多用したことがありません。

2つ目はワイド型:上写真の左と真ん中がワイド型です。幅が広いほど左右へお尻を振るウォブリングアクションが大きくなる傾向があります。
ウォブリングが強いルアーほどアピールが強いので、放流直後のトラウトに効くのはこのワイド型です。

放流直後のニジマスを狙う場合、
わたしは下写真のようなワイドタイプのスプーンをローテーションさせます。

同じスプーンで色や重さの違ったものを集める

わたしは放流直後のニジマスを連続ヒットするために2g弱~0.8g弱のスプーンをローテーションさせます。
金色系に関してはどのサイズも持っていた方が安心です。
その他のカラーはフィールドによっても相性が様々とは思いますが、ニジマスのエサであるペレットに似せた茶色や深緑などのマットカラーは持っておくべきカラーです。
同じルアーでもカラーを変えた途端に連続ヒットになる場合がありますので、ルアーは多くのカラー(色)を持つほど釣果UPが期待できます。

↓わたしが実際にメインで使用しているスプーンはこちらからご覧いただけます↓
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2-2 タイプの異なるルアーを持つ!

放流のあるフィールドでは、まずは前項の「2-1 放流後は金色スプーンから!」を実践してスプーン主体のローテーションの釣りを展開します。
そうすると放流数や他の釣り人の影響にもよりますがしばらくは入れ食いが続いたりします。

しかし30分~1時間もするとトラウト達はスプーンのローテーションにスレてくるためなかなか釣れなくなってきます。

そうなると「何を投げても反応しない!」と思えてきます。

が、
いろんなルアーをひっきりなしにローテーションしていると、急に連続ヒットのチャンスは訪れます。

ここで注意するべきはルアーの動きです。

全く違う動きのルアーを使った瞬間から連続ヒットが始まることがあります。

この日の美濃フィッシングエリアでも、覚えているだけでも半日の間に5回ほどそういった現象が起きました。

2-2-1 ワイドウォブリング系クランク

まずは放流から1時間くらい経過9時頃
私の所有するスプーンには反応しなくなった最初の沈黙を打ち破ったのはシンキングクランクでした。
その名はデュオのクーガシンキングです。

クーガシンキングのマットカラーも放流魚に効く

このルアーはワイドウォブリングが特徴でアピール強めのルアーです。
シンキングクランクは巻くスピードがゆっくり過ぎると沈んでいくので、ロッド操作でレンジキープできる範囲内でなるべくゆっくり巻いてきたら連続ヒットに至りました。
ここでは4匹のニジマスを釣ることが出来ました。

2-2-2 チート系ルアー

チート系とは若い子たちが使う言葉ですが、ここでは「反則技的に釣れる」という意味です。

スプーンに続きシンキングクランクへの反応もすぐになくなりましたので、さっそくチート系ルアーを使ってみました。

セニョールトルネード

まずはチート系ルアーの代表「セニョールトルネード」を使ってみましたが、意外に何の反応もありません。

あとで気付きましたが、両隣のアングラーさんが使っていたみたいで、すでにセニョールトルネードにはスレていたようです。

そこで、もうひとつのチート系ルアー「グルグルX」を使ってみました。
「グルグルX」は水中で回転し続ける板状のルアーで、リールはレンジキープのためだけにゆっくり巻きます。
ゆらゆらと同じ深さを漂わせているとス~っと寄ってきたニジマスが素早くパクっとバイトする楽しいルアーです。

サイトで使うと非常に楽しいルアーですがラインテンションがほとんどない状態でのバイトになりますので、合わせが非常に難しくミスバイトの多いルアーです。

このルアーではミスバイト2回の後に3本のニジマスを釣ることが出来ました。

グルグルXでヒット連発

このルアーも他のルスプーンと同様に カラーチェンジによってトラウトの反応が違ってきます。
サイズは60mm、1.2gがおすすめです。

2-2-3 ジョイント系ルアー

ジョイント系ルアーとは本体が数か所の節で分かれているルアーで、水中を横断するヘビのようにウネウネした動きをするルアーです。

わたしは唯一、デュオのハイドラムシンキングを所有しています。
この手のルアーは2000円以上するものもあり、高額ルアーの部類に入ります。

ユーザーが少ないためか?スレてきたらハイドラムを使ってみる

使用方法は簡単で着水後すぐに巻いて表層→着水後数秒沈めて中層→着水後底まで沈めて最下層を泳がせてきます。

巻くスピードは遅めのほうが反応が良いように感じます。

この日もルアーチェンジ後、水面下50㎝くらいを巻いてくると3匹のニジマスを釣ることが出来ました。
もう少し深い層でも1匹釣れましたので合計4匹釣れました。

実はこのルアーには他のルアーには無い楽しさが一つあります。
追ってきてパクっだけでなく、深いところにいるヤツが急浮上してパクッが多めのルアーです。
チェイスもなく油断しているところに急浮上してパクッはなかなかの快感です。
この日このルアーで釣れた4匹のうち1匹は急浮上からのパクッでした。

2-2-4 トップウォーター系プラグ

トップウォーターはプラグや魚影が肉眼で確認しやすいので、スリリングな駆け引きが楽しめる釣り方です。
トップウォーターは全くトラウト反応が得られない時も多く、いつでも釣れるルアーではありませんがタイミングがピッタリ合うとものすごい連続ヒットが期待できるルアーです。

この日の美濃フィッシングエリアは10時から11時にかけてがトップウォーター祭りでした。

トップに猛反応する時間帯がある ルアーはポッパー
この日活躍してくれたトップウォータープラグ

しっかり数えてませんが、トップウォータープラグ3種類を使って たぶん15匹程度のニジマスが釣れました。

トップウォータープラグ ヒットルアー3種と使い方
ヒットルアー1
まず最初に5匹釣れたトップウォータールアーはシマノフワトロです。
シマノのフワトロは水面をゆ~っくり巻いてくると水面がモコっとしてトラウトがバイトしてくる楽しいルアーです。バイトが乗りにくいのですが、ロッドを立てて糸を空中に浮かすよりもロッドを寝かせてラインを水面に付けたほうがバイトを乗せやすくなります。
使い方→着水→数秒ポーズ→ゆ~っくり巻いてくる

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ヒットルアー2
次にに5匹釣れたトップウォータールアーはタックルハウスのペンシルです。
ペンシルとはリップのないトップウォータープラグで、竿をチョンチョンして水面を左右にスイ~スイ~させるドッグウォークというアクションで魚を誘うルアーです。
・ペンシル使い方→着水→①数秒ポーズ→②ドッグウォーク1回→①②を繰り返す
・ドッグウォークやりかた→ロッドを寝かせてロッドを2回チョンチョンとするとペンシルが左右に動きます。この日は「左右一回ずつ=ドックウォーク1回」のあと2秒くらいポーズがはまりました。
・ずいぶん昔に買ったルアーが活躍してくれました。

ヒットルアー3
次にに5匹釣れたトップウォータールアーはポッパーです。

ポッパーは水に浮かんだ時、前面が水を受けるようにすり鉢状になったルアーです。
代表的な使い方は水しぶきを上げるスプラッシュ。
ロッドでクイッと引っ張って水しぶきを上げさせます。

・ポッパー使い方→着水→①数秒ポーズ→②スプラッシュ1回→①②を繰り返す
※スプラッシュやりかた→ロッドを寝かせてクイッという感じです。ロッドを立てるとルアーが飛び跳ねちゃいます。

ポーズの時間やスプラッシュの強さを変えていき、その時のニジマスの好みにドンピシャはまると連続ヒットが続きます。
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2-2-4 スプーン

特徴的な動きをするルアーにも反応が無くったきたお昼頃、久しぶりにスプーンのローテーションを再開してみました。

最後の放流から3時間以上の時間が経過しているためか、金色系には全く興味を示しません。
ピンクやイエローにも反応がなく、ようやくバイトさせたのは茶色系の地味系カラーでした。

一時間ぶりにスプーンを使ったら

3時間前には「スプーンではもう釣れない。」という状況でしたが、時間を空けたら釣れることもあります。
他のルアーにも言える事ですが、「このルアーではもう釣れない」や「このルアーはせっかく買ったけど釣れない」という思い込みはやめて、「少し面倒だけど使ってみるか」という感じで色んなルアーをひたすらローテーションするのが釣果UPに不可欠な行動だと思います。

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3. 釣果UPのコツ[道具編]

3-1 タックル選びは自分の条件に合ったものを!

タックルは選びは「とにかく高ければ良い」とか「とにかく大物に対応した強いものを選べば良い」というものではありません。

まずは、自分がどんな釣りをしたいのか?考えましょう。

タックル選びは
・自分が行きたい管理釣り場がどこで?
・そこにはどのくらいのサイズの魚がいて?
・どんなルアーを使えばいいのか?又は使いたいのか?
・その他予算などの制約
を考えることが大切です。

これに私の条件を当てはめてみると
・行きたい管理釣り場は池の一辺が20m~40m
・魚は20㎝~25㎝がメインで、それ以上のサイズは上限40㎝程度
・使うルアーは1g弱~4g弱のスプーンやプラグ
・リールはもともと持っているのでロッドに使える予算は2万円程度
となります。

この条件で選んだタックルバランスが以下になります。
長良とっしのタックル
ロッド:カーディフAX S62SUL
幅広いルアーウェイト(0.5~4.5g)と幅広い種類のルアーを操作できるメーカーも推奨するバーサタイル(汎用性の高い)モデル。
リール:ヴァンキッシュC2000SHG
渓流用に持っていたリール。品番にSの付いたシャロ―スプール仕様は4LBのナイロンラインが100m巻ける管釣りにちょうど良いサイズです。
ライン:ナイロン 0.7号 4LB
ナイロンラインは「糸がらみ」が起きにくくキャストしやすいライン。まずはこのラインからスタートします。管理釣り場において、今までナイロンで特に困ったことはないので私は他の素材のラインを選んだことは今のところありません。

ここまでの説明で「長良とっしとだいたい同じ条件だ!!」と思った方は、下の記事を参考にしてみてください。
当ブログでは、エリアトラウト用タックルの選び方を詳しく紹介する記事はありませんが、愛用するロッド「21カーディフAX S62SUL」についてのインプレ記事がありますので気になる方はタイトルか写真をクリックしてみてください。

「自分はもっと大きい魚メインで狙うんだ!」というかたはロッドとラインを強くする必要がありますし、「自分はもっと小さくて軽いルアーを使うんだ!」というかたは、ロッドを柔らかくしてラインを細くしなければなりません。
わたしのタックルを参考にして自分の釣りのスタイルに合ったタックルバランスを見つけましょう!
www.nagaratossi.com

3-2 偏光サングラスも忘れずに

初心者のかたや、誰かについてきたアングラーさんは偏光サングラスをかけていないことをよく見かけます。
偏光サングラスは目を守るためにも必要ですが、管釣り(エリアトラウト)をさらに楽しくするためにも是非着用して欲しいアイテムです。
下の写真はフィッシング母袋にて裸眼と偏光サングラスを比較した写真になります。
裸眼では魚の姿が見えなくても、偏光サングラスを掛けると魚が見えるようになります。
魚が見えていたほうがチェイスやバイトなどの反応が見えるため、スリリングなゲームが楽しめます。

偏光サングラスの威力 フィッシング母袋にて

見えかたの差は上の写真よりも実際のほうが大きいと感じます。
偏光レンズは釣りを楽しく安全にするだけでなく、釣果も伸ばしてくれるアイテムです。
興味のあるかたは「偏光サングラスに関する選び方やオススメ品についての記事」がありますので良かったらご覧にください。
↓タイトルか写真をクリック↓
www.nagaratossi.com

3-2 ルアーは多いに越したことはない!

管理釣り場は絶対に魚がいるフィールドですが絶対に釣れるとは限らないフィールドです。
なぜなら管理釣り場の魚たちは一度見たルアーには見慣れてスレてしまうからです。

この記事では多くのコツやポイントをお伝えしてきました。
それらを意識し実践すれば釣果UPするのは間違いありませんが、手持ちルアーが少なくては十分にその効果を発揮できません。

「2-2 タイプの異なるルアーを持つ」でもお伝えしたように、タイプの異なるルアーを持つことを意識すれば 比較的低予算であっても釣果は伸ばしやすいでしょうし、「2-2-2 スプーンの操作法とローテーション」と「2-1-3 おすすめスプーン」でお伝えしたようにルアーのカラー(色)は釣果UPに大きな影響を与えます。
そのため、なるべく多くのルアーを持つことは、絶対に釣果UPに繋がります。

ルアーは多いに越したことはない

また、管理釣り場のニジマスたちは結構気まぐれで 興味を示すルアーは季節や日によっても全然違いますし、時間帯によっても違います。
新しく買ったルアーで全然釣れなくても、別の季節や別の日、別のフィールドでは爆釣ルアーに化けることもありますので、すぐに手放さないで根気よくローテーションに入れて欲しいと思います。

釣れない時間こそ「どうせ釣れないんだったら変なルアー使ってみよっかな」の精神を忘れずにこまめなルアーローテーションをしてみてはいかがでしょうか。

3-2-1 この記事で紹介したルアー一覧

スプーン
スプーンは、放流直後はもちろんローテーションには欠かせない定番ルアー
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ワイドウォブリング系クランク
シンキングクランクは泳層のコントロールができるので、表層から深層まで使い方は無限です。

チート系ルアー
セニョールトルネードは困ったときに使いたいルアーです。

ぐるぐるXはゆらゆらするルアーにトラウトが素早くアタックしてくるのが楽しいルアーです。
引き抵抗が小さくてバイトを乗せにくいルアーですが楽しいルアーです。

ジョイント系ルアー
ハイドラムSはシンキングタイプのジョイントルアーです。
蛇のようにウネウネした動きでトラウト達を魅了します。
独特なアピール力のおかげか「深層の魚が急浮上してパクっ!」みたいなスリリングなバイトが時折みられる楽しいルアーです。

トップウォータープラグ
シマノのフワトロは水面をゆ~っくり巻いてくると水面がモコっとしてトラウトがバイトしてくる楽しいルアーです。バイトが乗りにくいのですが、ロッドを立てて糸を空中に浮かすよりもロッドを寝かせてラインを水面に付けたほうがバイトを乗せやすくなります。
使い方→着水→数秒ポーズ→ゆ~っくり巻いてくる
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ペンシル
ペンシルとはリップのないトップウォータープラグで、竿をチョンチョンして水面を左右にスイ~スイ~させるドッグウォークというアクションで魚を誘うルアーです。
・ペンシル使い方→着水→①数秒ポーズ→②ドッグウォーク1回→①②を繰り返す
・ドッグウォークやりかた→ロッドを寝かせてロッドを2回チョンチョンとするとペンシルが左右に動きます。この日は「左右一回ずつ=ドックウォーク1回」のあと2秒くらいポーズがはまりました。
・数年前に買ったルアーが今年になって初めて活躍しました。

ポッパー
ポッパーは水に浮かんだ時、前面が水を受けるようにすり鉢状になったルアーです。
代表的な使い方は水しぶきを上げるスプラッシュ。
ロッドでクイッと引っ張って水しぶきを上げさせます。

・ポッパー使い方→着水→①数秒ポーズ→②スプラッシュ1回→①②を繰り返す
※スプラッシュやりかた→ロッドを寝かせてクイッという感じです。ロッドを立てるとルアーが飛び跳ねちゃいます。

ポーズの時間やスプラッシュの強さを変えていき、その時のニジマスの好みにドンピシャはまると連続ヒットが続きます。
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さいごに

この記事がなるべく多くのアングラーさんの釣果アップにつながることを願いますが、魚釣りの釣果は天候や季節、釣り人の数、当日だけではなく過去数日間の放流状況など、その他様々な要因からの影響を受けます。
そのため毎回 同じルアーで同じ時間帯に同じように連続ヒットするということは、まずありません。
ここで紹介するテクニックやおすすめルアーは「釣果アップのための引き出しが増えた」という感覚で皆さんの釣果UPにお役立てください。

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