私が初めて岩魚の刺し身をいただいたのは2018年秋の木曽川水系源流でのことでした。
以前は塩焼き用に3~4匹程度キープして持ち帰っていたこともありましたが、ここ8年くらい岩魚を食べていませんでした。
食べるよりもルアーで釣る楽しさにのめり込み、キレイで型の良い渓魚にたくさん出会いたいという願望だけでフィールドに立っていたので、全てリリースしていました。
しかし昨シーズン、岩魚の刺し身だけは食べてみたいという感情がふっと湧いてきました。
そこで、ずいぶん前に買ったダイワのナイフ・木のまな板・わさび・しょうゆを持って源流へ出掛けたわけです。
YOUTUBEなどで勉強したおかげで、なんとか岩魚をさばくことが出来ました。気になるお味の方は"想像以上の絶品"でした。歯応えの良さもさることながら、口の中いっぱいに広がる優しくも濃厚な甘みに感動を覚えました。
とても美味しくいただけたので、今後も是非やりたいと思いましたが不満が1つありました。
その不満とはナイフが使いにくかったことです。ナイフの手入れがしてなかったので切れ味が悪くさばきずらかったこと。
そのナイフは折り畳み式なんですがストッパーがゆるくて危ないのです。買った当初から開き防止にマジック式のロッドバンドを付けており、ずっとストレスでした。万が一、ベストのポッケの中で刃が開いていたらと思うとゾッとします。
そこで、なるべくコンパクトで安全でスタイリッシュなナイフを探すことにしました。
そして、そんな私の欲張りな要望を満たしてくれるナイフを近くの登山用品店であっけなく見つけることが出来ました。
それは、言わずと知れたナイフの名品、オピネルナイフでした。購入したのはオピネル ステンレススチール#8です。↓
オピネルはフランスの老舗ナイフメーカーで、オシャレでコスパに優れ、安全に折りたためるところが気に入ったのでチョイスしました。
ちなみにお値段は税込2520円でした。
折りたたんだ状態になります↓ストッパーを回せば絶対開きません。ポッケの中でも安心です。
開いた状態です↓たたむときと同じストッパーを兼用で使用する仕組みです。
刃の開閉時の回転も適度な抵抗感があるので刃がブラブラすることもありません。
以前から使用していたナイフです↓ストッパーが緩いのでマジック式のロッドバンドで押さえて携帯してました。かなり怖いです。買い物失敗でした↓
最後になりますがオピネルナイフ購入時の注意点です。
刃の材質に関してはステンレスとカーボンの2種類があります。
ステンレスは錆びにくく、硬いのが特徴で手入れが出来ないナイフ初心者に向いてるそうです。水気を切るのは必須で、出来れば油をさして保管することが望ましいそうですが、難しいメンテナンスをしなくても長期間切れ味が落ちにくいそうです。
カーボン刃は切れ味が抜群だそうですが、錆びやすいのと切れ味が落ちやすいのが弱点で、研いだり錆び予防ができるマメな方に向いてるそうです。
もちろん僕は前者のナイフ初心者で手入れの仕方もわからない人なので、ステンレススチールを選びました。
サイズに関しては、手の大きさに合うものがいいと思います。実際に手に取ってみてオピネル ステンレススチール#8を選びました。カーボンスチールの方が1割程度お値打ちなので、値段だけでカーボンを選ばないように気を付けましょう。
前記事で紹介したように先日の郡上開幕戦は無念のボウズでした。美味しい岩魚の刺し身にありつけるのは一体いつのことでしょう。次回はきっと味わいたいと思います。
あと、岩魚の骨酒作りも計画中です。アイテムも入手予定です。
少しだけグルメに目覚めてきた今日この頃ですが、魚影の濃い川作りのために「いただくのは必要最低限」「大物と小物は確実リリース」「在来種は優先的にリリース」「フックはバーブレス」は守ってゆきたいと思います。
スポンサーリンク