2024年11月下旬、今年2回目のエリア釣行。
今回は岐阜県郡上市にあるフィッシング母袋で初冬のエリアトラウトを楽しんできました。
ほぼ一日中雪やみぞれが降り続ける厳しい天候でしたが、フィッシング母袋のパワフルなヒレピントラウト達と出会う事ができて良かったです。
フィールド
フィッシング母袋は郡上市大和町、標高約700mにある管理釣り場(エリアトラウト)です。
約50m×50m水深1m~3m程度のポンドに30㎝台のニジマスを中心に 40㎝を超えるニジマス、ブラウン、が悠々とおよぐフィールドです。
水質に関して
透明度は数十センチ~1m程度なのでクリアとは言えませんが、山からの湧水を数か所から流入させており、ポンドには時計回りのゆるやかな流れが作ってあります。
流入、シャワー放水が設けてあるため水中の酸素量は多く水質も良好かと思われます。
実釣
この日は急な冷え込みに加え、明け方から日中にかけて雪やみぞれが降り続け、水温はずーっと10度以下。
表層付近を通すルアーへの反応に乏しくトップウォーターへの反応は特に弱めでした。
そんな中
ボトム付近を通すルアーへの反応は悪くなく、釣果の大半はボトム系ルアーによるものでした。
フィッシング母袋の営業時間はam7:00~17:00。
わたしはam8:00~pm3:00までエンジョイしました。
まずは1g~2gのスプーンで表層から中層を探ってみますが、あまり反応が得られません。
スプーンは軽くなるほど、ゆっくりレンジキープできるようになります。
スプーンをだんだん軽いものに換え、1g以下まで落とすとポツポツと反応が得られるようになりました。
美しく立派なニジマス
それにしても、フィッシング母袋のニジマスは立派で美しい個体が多くて感激します。
大きくて、なおかつヒレの欠損のない個体がこれだけ多いのはフィッシング母袋の最大の魅力です。
型が良く健康で美しい魚は目の保養になるだけでなく、引きもパワフルですのでファイトも充分に楽しませてくれます。
上写真のようなヒレも魚体も美しい個体は、どこの管理釣り場にでも居るわけではありません。
30センチ以上はリリースというフィッシング母袋の釣り場ルールのもと、
釣り人達が「魚を水から出さず、手で触れない、やさしいリリース」を守ってこそ保たれる美しさです。
しかし、すべてのトラウトが健康で美しいわけではありません。
20尾弱の釣果のうち白カビ病に侵されたニジマスは下写真の一尾だけでしたが、2年ぶりのフィッシング母袋では前回よりも皮膚病の魚が多かったように感じました。
(ルアーはシマノチビトロ25s)
おそらく「魚を水から出さず、手で触れない、やさしいリリース」をしてもらえなかったのが原因で、魚体が傷つき そこから白カビ病になったと思われます。
針外しに手こずって素早くリリースできないことは自分にもありますし誰にでもあると思います。
できるだけミスなくスムーズにリリースするには、
①針外しする道具と
②ラバーネットの準備、
それと、
③釣れてからリリースまでのイメージトレーニングをしておきましょう。
この①~③をするだけで随分リリースがスムーズになれると思います。
スプーンによるヒット
この日の釣果の大半はボトム系ルアーによるものでしたが、一日を通してそれ以外のルアーでも数匹のヒットは得られました。
一部を紹介します。
スプーンは1g以下×3尾
クランク・ミノー系によるヒット
クーガシンキング×2尾
シマノフワトロ×1尾
シマノチビトロ25s×1尾
渓流用ミノー×1尾
↓シャッタースピードミスです。ご容赦ください↓
ボトム系ルアーの活躍
この日はスプーンやクランク系で数匹の釣果は得られるものの、ヒットが続きませんでした。
そこで、いままであまり試したことのなかったボトム系ルアーを使ってみることにしました。
私のルアーケースには、全部で5個ボトム系ルアーが入っていまでしたので、順番に使ってみる事にしました。
その中で、午前6尾 午後4尾の釣果をたたき出してくれたのがヴァルケインのシャインライドでした。
午前中のヒットパターンは、ルアーが着底したらロッドティップを細かくシェイクしながらボトム付近を泳がしてくる方法でした。
短時間に6尾のニジマスがヒットしました。
午後のヒットパターンは
ルアーが着底したら、ルアーが10~20㎝くらい底を跳ねるイメージでのボトムバンピングでした。
午前も午後も連続ヒットが長くは続きませんでしたが、
カラーバリエーションを増やしたりルアー操作に工夫をしたら、もっと釣果が伸ばせたように思います。
ボトム系ルアーは魚のチェイスが見えにくいのであまり使ったことがありませんでしたが、足元まで夢中でルアーを追ってくるニジマスの姿は何度も見ることが出来、意外とドキドキ楽しかったです。
また、根掛かりのリスクも高いので使う場所には注意が必要ですが、天候や気候によっては爆釣するルアーだということがわかりましたので、ロストのリスクは伴いますが使う価値は充分あると感じました。
ボトム系ルアー未体験の方は、一度使ってみてはいかがでしょうか。
釣果アップの秘訣
コツ・ルアー・タックル
毎年、渓流禁漁期に数回エリアトラウトを満喫する私ですが、これまで確実に釣果を伸ばしており、2桁釣るのが普通になってきました。
管理釣り場は自然釣り場と違って魚が絶対に居ることが前提のフィールドですので、いくつかのコツやテクニックを覚えれば比較的簡単に2桁以上の安定的釣果を得られるということに気が付いたからです。
当ブログには釣果アップのコツやテクニックをわかりやすく丁寧に解説する記事があります。
釣行回数の少ない方や、特に初心者の方にとっては釣果アップのヒントになるかと思いますので、是非参考にしてみてください。
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偏光サングラス
初心者のかたや、誰かについてきたアングラーさんは偏光サングラスをかけていないことをよく見かけます。
偏光サングラスは目を守るためにも必要ですが、管釣り(エリアトラウト)をさらに楽しくするためにも是非着用して欲しいアイテムだと思います。
下の写真は裸眼と偏光サングラスの比較の写真になりますが、魚が見えていたほうがチェイスやバイトなどの反応が見えるためスリリングなゲームが楽しめます。
見えかたの差は上の写真よりも実際のほうが大きいと感じます。
偏光レンズは釣りを楽しく安全にするだけでなく、釣果も伸ばしてくれるアイテムですので、お持ちでないかたや興味のあるかたは「偏光サングラスに関する選び方やオススメ品についての記事」がありますので良かったらご覧になってください。
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ニジマスの燻製
今回は純粋に釣りだけを楽しみましたが、エリアトラウトは釣った魚を持ち帰りグルメも楽しめます。(※釣り場によって持ち帰りルールが異なりますのでしっかりと確認しましょう。)
私自身も時間に余裕があるときは持ち帰って塩焼きや燻製にして美味しくいただいております。
燻製方法について詳しく丁寧に解説した記事がありますので是非ご覧になってください。
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さいごに
フィッシング母袋は、型が良くヒレピンなニジマスが魅力の管理釣り場です。
30センチ以上の魚はリリース、30㎝以下の魚は持ち帰り可能だが別途料金が必要です。
そのため、
釣り場に残っている魚は大きくなればばるほどルアーを見慣れており、
私を含めエリアフィシングでの経験の浅い方、ルアーをたくさん持っていない方には、10尾20尾30尾を超えるような数釣りは難しい釣り場かも知れません。
ですが、
ヒレピン50センチ級ニジマスの強烈な引きは、20センチ級のニジマスを100匹釣っても決して味わえないスリルと感動を与えてくれます。
フィッシング母袋に興味のある方は是非、前向きに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ちなみに
今日は寒い一日でしたが、お昼時にはストーブのある半屋外の休憩所で暖をとることができ、なんとか一日釣りに集中することができました。